Commons:Press releases/1M/ja

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ウィキメディア・コモンズ(フリーのメディア・ファイル保管庫)へ、100万ファイルを達成[edit]

2006年12月1日

ウィキメディア・コモンズ

ウィキメディア財団(The Wikimedia Foundation = 本部・米国フロリダ州タンパ)は、フリーな画像、音声、動画などのマルチメディアを共有するプロジェクト『ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)』( http://commons.wikimedia.org/ )において、総ファイル数が1,000,000に達した事を発表しました。ウィキメディア・コモンズにアップロードされたファイルは、12を超える言語を話す 91,205 人もの利用者によって制作されました。

2004年9月7日に発足したウィキメディア・コモンズは、自由に利用できるオープン・コンテントのメディア・ファイルを、誰もが自由に投稿できる形で集積するプロジェクトです。これらのファイルは利用者参加型の百科事典『ウィキペディア』などのウィキメディア・姉妹プロジェクトでの解説資料として活用されています。ウィキメディア・コモンズに保管されている全てのファイルは、どのような形であってもロイヤリティにとらわれることなく利用できるよう提供されています。通常、原作者や写真家の名前は明記される必要がありますし、中には、改変を許可するが改変後の作品が改変前の作品のライセンスを継承することを義務付けるという意味で、「コピーレフト」なライセンスが適用されているファイルもあります。

ウィキメディア・コモンズはこの2年間の間に素晴らしい成長を遂げました。2005年の5月に100,000ファイルのアップロードを達成しましたから、それからわずか1年と4ヶ月でその10倍ものファイル数がアップロードされたということになります。2006年11月現在では、毎日2000を超える新しいファイルが次々とアップロードされています。

記念すべき100万ファイル目は、ウィキペディア英語版で活動なさっている利用者 Terence Ongさんがアップロードした写真『Singapore_Zoo_37.JPG』です。彼はシンガポールの高校生で、2005年の1月からプロジェクトに参加しています。Ongさんはシンガポール動物園にて撮影した、他の多くの写真中の一枚であるこの写真について、「動物園がだいぶ改装されたと聞きましたから行ってみることにしました。私は写真撮影を自分の趣味としていますので、デジタルカメラを持っていって撮影しました。」と話しています。Ongさんはウィキメディア・コモンズについて次の様に言いました。「(ウィキメディア)コモンズは他の写真共有ウェブサイトとは違います。私は金を必要としない、全てがフリーな『ウィキ』のコンセプトが好きですね。ほら、私にも『有効に使う事が出来る』と思う画像をいくらでもアップロードする自由があるんです。」

Terence Ong のアップロードした画像「Image:Singapore_Zoo_37.JPG」は、シンガポール動物園のコビトカバ(Choeropsis liberiensis)を撮影した写真です。ファイルがウィキメディア・コモンズにアップロードされた時点で、各種言語版プロジェクトへ再アップロードする必要はなく、全ウィキメディア・プロジェクトでそのファイルをすぐに利用する事が出来ます。

記念として1200枚の写真によるモザイク画を作成

ファイル数が1,000,000に達したことを記念して、ウィキメディア・コモンズの利用者コミュニティーは、Brianna Laugherさん(ユーザー名 Pfctdayelise)の「コモンズにアップロードされているファイルの驚くほどの多様性を示す」ための提案に基づき、ウィキメディア財団のロゴのモザイク画を用意することとなりました。このアイデアは Larry Pieniazekさん(ユーザー名 Lar)によって実行に移されました。「種」としての25個の画像とスプレッドシートを用いて、各基本色の場所に画像をランダムに配置するウィキマークアップが生成されました。その後このプロジェクトは他の複数のウィキで紹介され、また『Wikipedia Signpost』(英語版ウィキペディアの内部向け通信)でも取り上げられたことから、コミュニティーに広く知れ渡り、多くの利用者が改良に関わりました。Larryさんは、「ウィキメディア・ロゴのモザイク画は、良いアイデアが、多くの人が協力して取り組むことによってさらに良いものとなっていくことの好例だと思います。たった数日の間に、何十もの人の貢献により使用される画像の選択は大幅に改善され、また作業がスムーズに進むために専用のツールを製作してくれた人もいます。オープンコンテントの精神がとても有用なものであることの何よりの証明でしょう」とコメントしています。

モザイク画はWikimedia_logo_mosaicでご覧になれます。

秀逸な画像[edit]

ウィキメディア・コモンズでは、プロジェクトの価値を高めるための品質向上のための取り組みが利用者コミュニティーによっていくつか進められていますが、その中でも最も早期から続いているのが「秀逸な画像」です。この選考手続きは、ウィキメディア利用者によって作成された、あるいは利用者が見つけた、特に独創的、有益、かつ美しい投稿に光を当て、その投稿に報いることを目的としているものです。現時点では高画質の自然・動物を対象とした写真、天体写真をはじめとした科学的な画像、自由に編集可能なベクトル画像形式による地図や図解などを代表格に、650枚以上の「秀逸な画像」が存在しています。

自然と動物[edit]

科学[edit]

建築物と構造物[edit]

図解と地図[edit]

アニメーションとその他のメディア[edit]

印刷向きの静止画版。フランスの利用者"M4RC0"さん作
アニメーションの1例 - 「好」の字の筆順。アニメーションプロジェクトを先導しているフランスの利用者、"Wikic"さんによる作品

ウィキメディア・コモンズは、ビデオやアニメーション用のファイル形式として、GIF および Theoraコーデックを使用した Ogg ファイルの投稿も受け付けています。Ogg は、動画の効率的な転送と編集が行えるよう設計されたマルチメディアファイル形式で、特許に縛られておらず、完全にオープンで、標準化されているという特徴を持っています。

ウィキメディア・コモンズ上のビデオ・ファイルのほとんどは、既に公開後一定年月が経過したためパブリックドメインとなった歴史的資料です。一方、アニメーション資料については、少数ながらも熱心なボランティアにより「漢字書き順プロジェクト」が進められています。この書き順プロジェクトは数千におよぶ漢字の正しい書き順をアニメーションGIFで示そうというものです。この試みは他のウィキメディアプロジェクト(例えば、ウィキブックス・プロジェクトの『漢字初級入門』など)にとって大変有益なものとなります。

現在、コモンズ上の全ての音声ファイルはOggファイル形式またはMIDIファイル形式で符号化されたものです。音声ファイルにはいくつかの種類があり、歌・楽曲(主に歴史的資料)、人の発声・講演、動物の音声、人工音などがあります。

現時点でもっとも多くの音声が集まっているものは人のスピーチ・講演です。これには、短い発音(単語・フレーズ等)、録音された講演(現代のものと歴史的資料の両方)、テキストの朗読版などがあります。このうちテキストの朗読版には、ウィキペディアの記事を読み上げたもの(現在、アレマン語・カタルーニャ語・中国語・オランダ語・英語・フランス語・ドイツ語・ハンガリー語・ポーランド語・スペイン語の11言語版のものがあります)や既に著作権が失効した書籍の朗読などがあります。


ウィキメディア財団について[edit]

ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation, Inc.)は、現在100言語以上で進められている百科事典ウィキペディアに代表される、多言語で自由に配布可能なコンテンツの作成・成長を促進するために構築された非営利団体です。ウィキメディアプロジェクトではウィキソフトウェアを利用して世界最大の共有著作物を大勢で作り上げています。インターネット上で最も訪問数の多いサイト上位15位にも入るウィキペディアを始めとして様々なプロジェクトを運営しており、そのひとつがウィキメディア・コモンズ(マルチメディア集積)です。財団はこれらの成果に対し、日本広告主協会Webクリエーション・アウォード、Webby Award、Prix Ars Electronica Golden Nica、World Technology Award in Communications Technologyなどを始め、様々な賞を受賞しています。

ウィキメディア財団は既存プロジェクトの運営管理のために2003年に創設され、米国フロリダ州セント・ピーターズバーグに本部を置いています。財団には地域支部も持ち、現在、英国、ドイツ、フランス、イタリア、セルビア、オランダ、スイス、ポーランドと世界各地に支部が作られています。財団の運営のほとんどは読者・投稿者の寄付による基金により賄われています。

さらなる情報[edit]

連絡先[edit]

ご質問、インタビューなどのお問い合わせはpress@wikimedia.orgまでご連絡ください。

地域ローカルの窓口[edit]

その他の地域別連絡先もあります。

関連項目[edit]