Commons:プロジェクトの守備範囲/要約

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ファースト・ステップ
コツ
非投稿利用者の方へ
これはプロジェクトの守備範囲の方針の要約です。

本ウェブサイト、ウィキメディア・コモンズは、ウィキペディアおよびその他のウィキメディアプロジェクト、ならびに他の利用者が利用できるフリーの教育的なマルチメディアファイルをおく保管庫です。「フリー」という部分は非常に重要であり、誰でもどんな目的にでも利用できるものだけを受け入れるというのが、コモンズの設立趣意のひとつです。

コモンズはフェアユースのコンテンツ受け入れませんインターネット等で公開されているコンテンツのほとんどがそれに該当します。コモンズは百科事典項目などの非マルチメディアコンテンツも受け入れません。教育的な価値がないコンテンツも受け入れません。

ウィキメディア・コモンズで受け入れられるには、ファイルは次の条件を満たす必要があります。

フリー・ライセンスまたはパブリック・ドメインであること

誰でもどんな目的にでも利用できるものだけを受け入れるというのが、コモンズの設立趣意のひとつです。このため、コモンズでは次の2種類のコンテンツだけが受け入れられます。

  1. 著作権者が誰でもどんな目的にでも使ってよいと明示的に同意したコンテンツ
  2. 著作権で保護されていないコンテンツ

最近製作された写真、絵画、動画等の作品はほとんどつねに著作権で保護されています。著作権表示がなくてもそれは変わりません。著作権で保護されているということは、誰がどんな形でその作品を使って良いかを指定する権利が著作権者にあるということです。これを指定するやり方のひとつが著作権許諾(ライセンス)を使うことです。著作権者だけがライセンスを与えることができます。著作権者は通常、撮影者、画家など、その作品をつくった人です。ウィキメディア・コモンズでは、著作権の対象になっている作品の場合、誰でも何の目的にでも自由に使ってよいというライセンスが付与されたものだけが受け入れられます。

よく使われるフリーライセンスには、Creative Commons Attribution(クリエイティブ・コモンズ 表示) Attribution ("by") iconCreative Commons Attribution Share-Alike (クリエイティブ・コモンズ 表示・継承)Attribution ("by") iconShare-Alike ("sa") icon があります。ただし、 Non-Commercial (非営利) Non-Commercial ("nc") icon という制限も No-Derivatives (改変禁止) No-Derivatives ("nd") icon という制限も付いていないことが条件です。他にも受け入れられるライセンスがあります。

コモンズで受け入れられないライセンスの例としてよく挙げられるのが、 Non-Commercial (非営利) Non-Commercial ("nc") iconNo-Derivatives (改変禁止)No-Derivatives ("nd") icon の制限がついたクリエイティブ・コモンズのライセンスすべてです。

著作権で保護されていないコンテンツはパブリックドメインと呼ばれます。パブリック・ドメインのコンテンツはコモンズで受け入れられますが、なぜそのコンテンツがパブリック・ドメインにあるのかを説明できる必要があります。よくある理由としては、著作権で保護されるには単純すぎる、著作権の有効期間が切れた、著作権者が明示的に権利を放棄した、などがあります。アクセスできるように公開されただけでは、著作権が放棄されたことにはなりません。

著作権のあるコンテンツはフリーライセンスの表示がないかぎり受け入れられません。著作権表示がなくてもそれは変わりません。All Rights Reservedフェアユースの表示により、フリーではないことが明示的に表示されたコンテンツも受け入れられません。

教育目的で現実的に有用であること

ウィキメディアコモンズは教育目的にかなうコンテンツのみ提供します。ここで言うコンテンツとは知識や指示、情報を与えるウィキペディア、ウィキメディアの他のプロジェクト群で使用できるものを指します。ここで提供するファイルは、必ずしもどのプロジェクトにも使われなくても構いませんが、しかるべき使途を備えるものとします。

通常、ほとんどの場合に現実的な教育上の用途がないコンテンツを例示します。

  • 個人の集まりの写真、投稿者自身ならびに友人の肖像写真、休暇のスナップ写真など個人的な写真の集合体。ウィキメディアのプロジェクトの利用者ページに掲載する個人的な画像は利用者ごとにごく少数のみ認められます。
  • 個人が作成し、特筆すべき教育上の用途のない作品
  • 荒らしもしくは攻撃を意図して作成もしくはアップロードしたファイル
  • 広告もしくは個人の売り込み
  • 同一の主題に関する既存の取り扱い範囲を超越する付加価値のない低質なコンテンツ

詳細はプロジェクトの守備範囲をご参照ください。

メディアファイルであること

コモンズに収納するメディアファイルとは、写真、スキャナで取り込んだ画像、 図表、アニメーション、 音声(音楽もしくはスポークン・ワード )ならびに動画です。

コモンズは百科事典の記事その他の平文のコンテンツを提供しない ものとし、書式に関わらず(実行可能なファイルやソースコードを含む)コンピュータプログラムを提供することはありません。

許容される自由なファイル形式であること

現在、以下のフォーマットが許容されています:

  • 画像: SVG (ベクター画像)、PNG (可逆変換)、JPEG (写真)、GIF (「そこそこ可逆変換」だがPNG推奨)、TIFF (可逆変換だがPNG推奨)、WebP (非可逆と可逆変換両用。JPG推奨)、XCF (レイヤーとテキストが埋め込み可能)。
  • 音声: Oggコンテナ (FLACSpeexOpusVorbis コーデックのいずれかを使用し、拡張子が .ogaであるもの)、MIDIWAV(16ビットPCM 形式および32ビットIEEE無圧縮形式)、FLAC (.flac)、MP3(.mp3)、Opus(.opus)。
  • 動画: VP8もしくはVP9 コーデックのWebM (音声にはVorbis採用) または Theora コーデック採用の Ogg を使用。新しいソフトウェアは Vorbis 音声の有無に関わらず - Help:ビデオ変換については.ogvをサポートし、他のOgg音声コーデックを適用するTheora 形式動画にはRFC 5334 .ogx に変わりRFC 3534 .ogg が使用可能。
  • アニメーション: GIFAPNGSVGアニメーション
  • 複数の文書 (書籍、ジャーナル、雑誌など): PDFDjVu
  • 3D 構造: STL

現在無効

SXWとSWC、SXDとSXI (OpenOffice.org 1.x) と同様に ODTとODS、ODGとODP (OpenDocument) は現在、有害もしくは OpenOffice のZIP基盤のコンテナ形式内で許可されないコンテンツの隠匿を防止できないため使用不可であり、理論上、Commons:プロジェクトの守備範囲: PDF 形式および DjVu 形式と同様の条項の下で認められます。

認められていないファイル形式の総覧はCommons:ファイル形式 (サポートしていないファイル形式)をご参照ください。

質問

特定のファイルがコモンズはのプロジェクト範囲に該当するかどうか尋ねたい場合は、ヘルプデスクで質問してください。

関連項目