File:NDL8929705 新田義貞の芝居 10巻.pdf
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Summary
[edit]新田義貞の芝居 10巻
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| Author |
鳥居, 清満, 1735-1785 |
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| Title |
新田義貞の芝居 10巻 |
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| Publisher |
刊 |
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| Description |
角書: 大昔 印記: 宮島文庫 装丁 : 和装 |
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| Language | jpn | ||||||||||||||||||||||||||
| Place of publication | JP | ||||||||||||||||||||||||||
| Source |
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| Creator | 鳥居清満 画 | ||||||||||||||||||||||||||
| Subject | 黒本 | ||||||||||||||||||||||||||
| Abstract | 改装合1冊（10冊、50丁）、題名は後補書題簽「大／昔／新田義貞乃芝居」による。画工鳥居清満筆（50丁裏）、柱題「新田、につた」。題名は同内容の大東急記念文庫本および東京都立中央図書館特別買上文庫本（有欠）の題簽「新田一代記（につたいちだ（た）いき）」によるのが良く、これにより村田版。刊年未詳。（内容）『太平記』の新田義貞・義興関係の記事を潤色し草双紙化した作品。（第1冊）・新田義貞が稲村ヶ崎で龍神に太刀を奉り干潟となる。・入道館へ忍び込もうとして犬に囲まれる栗生を、内侍所の鏡を奪った薬師寺が見る。・相模入道は白拍子白糸を口説く。・薬師寺は栗生と争い錣を引切り逃げる。町人が大鰐口建立に車を引き歩く。・白糸は入道の慰めに田楽法師を招き秘曲を尽くさせる。・入道は物狂いとなり、田楽の竹を切ると狼煙が上がり鬨の声が上がる。（第2冊）・引き捨てた大鰐口を猿共が叩き、義貞軍が満ちる。・入道は東荘寺で切腹、白糸とは義貞の弟義重、田楽法師とは新田16騎。・尊氏下知し入道の一族敗北。入道追討の褒美は義貞に左中将の位と勾当内侍、尊氏に大将軍。浪人小山田太郎は案山子に扮し、・尊氏の飛脚を射殺、状に義貞を滅ぼす兆しあり。小山田は毎夜青麦を刈り盗んで露命をつなぐ。・師直が新田を尊氏に讒言、両家不和となる。（第3冊）・師直は新田へは先攻を勧める。・師直は塩谷妻顔世に恋し、琴歌で拒まれる。石原は恋が不成就なら討とうと縁の下に忍ぶ。・尊氏の捕虜秋としは楠が桜木に書いた一首を見て命を全うする。栗生は錣（しころ）頭巾を証拠に薬師寺を詮議し、この古歌を見て怪しむ。・秋としと立ち退かんとする楠へ大森彦七は短冊を付けた矢を射掛ける。楠が桜の枝で受け止めると歌はなく「一首」とある。栗生は警護の侍を投げ秋としを助ける。・義貞方へ楠の使者八尾が来て「一首」の短冊を見せ、宮方に下れと心を引く。顔世の使者侍従は師直の歌を義貞に見せる。栗生は様子伺う。・義貞は庭前の三虫の争いを、蛇（足利）蛙（新田）蛞蝓（楠）と見る。（第4冊）・千早城で攻め太鼓を打ち、楠は恩地左近と藁人形の計略。・先陣の須田と高橋は藁人形に恐れて逃げ、楠は逆寄せする。・城中より寄せ手に煮え油を浴びせ、恩地が切り散らす。・義貞は徳寿丸に矢の根、楠は正行に三略の巻を形見に渡し討ち死に覚悟。・徳寿丸は篠塚五郎を供に東の方へ、正行は恩地を供に北国へ落ち行く。・楠の郎党和田新発意は高橋に組み止められ無念の歯噛みし、高橋もこの睨みに取り殺され両方死す。（第5冊）・小山田夫婦は命助かり黄金の着背長（きせなが）を賜る。・足利勢は新田義重城の断水責めを考えるが城中に水音漲り、無効と知り須田は退く。・義重は奮戦するが大森彦七に討たれる。討死の城跡は上州義重山新田寺で、土中で炭化した米は一粒で難病を除ける。・小山田は青麦の報恩に新田義貞と名乗って討死。・尊氏は首実検し兜の蘭闍待（らんじゃたい）で義貞と判じ獄門にさせる。勾当内侍わざと泣く。藤部は我が功名を広言。・栗生篠塚が獄門の首を確かめに来、小山田の弟五郎が首を盗む。（第6冊）・五郎は兄の首を盗んで逃げる。・栗生はわざと足利の武勇を誉め新田を謗り、篠塚と卒塔婆争いとなる。五郎は様子を見、・栗生篠塚と知り、刀の下に割って入り、兄の首と知って盗んだと名乗る。・新田徳寿丸と楠正行を詮議の絵姿、小幡村の百姓ども承る。やたら弥蔵詮議して絡めると請合う。・弥蔵と小山田五郎は、別々に光り物を怪しみ塚を掘りに来る。塚から気が立上り、菊が流水に散りかかると水面に鬼女の面が現れ、楠の魂魄が彦七の家来弥蔵に恨みを言う。徳寿丸はこの様子を見て楠を回向する。・忍びの者が徳寿丸を捕らえんとする所へ篠塚が駆け付けて追い散らし、徳寿丸を伴い落ち延びる。（第7冊）・篠塚は徳寿丸を励まし夜に紛れ落ち行く。弥蔵が後を追う。・篠塚は具足屋船田彦作、実は新田の家臣船田左衛門を訪ね徳寿丸を託す。弥蔵が見張り大蔵が注進に行く。・篠塚が他行の折討手が来る。弥蔵は毘沙門の如く討手を追い散らし徳寿の難を救う。大蔵は案に相違し逃げ帰る。・弥蔵は大蔵を謀り具足屋の鎧兜を着て毘沙門の画像を破って出たと語り、徳寿丸は家来多聞てるたけとする。篠塚喜ぶ。船田娘玉水若君を見初める。・篠塚が徳寿丸の前髪を剃り新田義興と改める。玉水は義興の切腹を止める。・玉水は自害して義興の門出を勧め、篠塚が義興の御供申す。（第8冊）・東かい法師は足柄山の奥に世を捨て、義興は一夜の宿を乞う。・義興が寝むと楠の霊が現れ弔い戦せよと言う。討死士卒の影障子に写る。楠の叔父東かい法師が見て驚く。・正行は菊水の旗を持って義興に対面し、足利を滅ぼし本意を遂げんと言う。義興は楠の討死を無念がった父義貞の意を汲み、中黒の旗を押立て正行と心を合わす。東かい和尚両人の門出を祝う。・足利の家来大蔵は義興を追って来て船田五郎に出会い、喜瀬川に投げ込まれる。・夜々東海道へ出て強盗し軍用金を集める篠塚は、船田五郎と会い掴みあう。正行は両人を呼び止め、2勇士を得て喜び出陣する。・高橋九郎は頼まれて女を背負うと和田新発意の一念で、恨みを言う。（第9冊）・高橋九郎化物の大坊主に酒を進める。・和田の霊は座頭の首を引抜き御殿へ投げ出し、忠よしが二の宮を毒害した報いに医師となって毒薬を飲ませ毒殺する。ゆき大助駆けつけ見て驚く。・権現の宮から光が出、雲の中から矢を射掛け、馬が駆け出し落馬して高橋九郎は血を吐いて死す。雲中に「本望遂げたり」と声あり。・義興恩顧の武士集まり、正行と心を合わせて出立。・足利の城を篠塚と義興が見分。・矢口の百姓五郎又、髑髏に頼まれ目の草を抜き葬る。（第10冊）・五郎又は義興を叢に匿い追っ手の難を救う。・義興は足利軍に敗れ、矢口の渡舟で父の形見の矢の根で切腹、怒声とともに猛火となり雷となる。皆追い腹を切る。・松浦太郎を引き伏せた討手の大将南部武とうを神霊が雲中より一矢に射止める。松浦は武とうの首を討ち取り、中黒の旗を押し立てる。・百姓五郎又、奇異の思いをなし宮を作る。義興の神霊は武運の神となり運を守ろうと誓われた。船田五郎は父の尊霊を敬い宮を作る。人々は船田の宮へ参り、その後新田の社へ参る。・9月15日に神事あり諸人参詣し、矢を求めて帰る。・大中黒紋の幕の下、三方に書物を載せて立ち、同じく矢を載せて座す裃姿の両人。太平記の空言を綴り子どもの目を覚ますこととなった。（木村八重子）（2018.1） | ||||||||||||||||||||||||||
| Date Accepted: W3CDTF | 2015-01-14T11:59:41+09:00 | ||||||||||||||||||||||||||
| Extent | 1冊 ; 19cm | ||||||||||||||||||||||||||
| Material Type | Book JapaneseClassicalBook | ||||||||||||||||||||||||||
| Date Digitized: W3CDTF | 2014-03-28 | ||||||||||||||||||||||||||
| Title Transcription | ニッタヨシサダノシバイ | ||||||||||||||||||||||||||
| Source Identifier: NDLBibID | 000007311848 | ||||||||||||||||||||||||||
| Type: kotenType | 古典籍資料（貴重書等）-その他 | ||||||||||||||||||||||||||
| Call Number | 208-179 | ||||||||||||||||||||||||||
| Creator Transcription: NDLNA | トリイ, キヨミツ | ||||||||||||||||||||||||||
| Creator: NDLNAId | 00273795 | ||||||||||||||||||||||||||
Licensing
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